はじめまして。
自己紹介見ていただいてありがとうございます。
元パティシエ、現在はFPとして活動しています
菱沼要介です。
1987年 埼玉生まれ 埼玉育ち
2009年 県内のケーキ屋でパティシエとして勤務
2019年 立て続けに詐欺被害に遭い、
借金200万超抱える
2020年 保険代理店勤務、FPとして活動開始。
年間相談件数約150件
現在、オンラインメインで
保険の相談業務を行っています。
パティシエ時代
僕は中学生の頃から料理が好きで、漠然と将来は飲食店で働きたいと思っていました。
料理を好きになったきっかけは母親の手伝いで作ったオムライスでした。
なんとなくフランス料理がかっこいいなーと思っていたところ、
当時放送されていたTVチャンピオンという番組を見て衝撃が走り、
作るならケーキがいい!と思い、専門学校へ入学、
地元のケーキ屋に就職しました。
もともと僕は人よりも覚えるのが遅く、
手先が不器用で細かい作業が大の苦手だったので全ての作業に苦戦しました。
毎日夜遅くまで残って練習。
5年間は地元のケーキ屋さんで働き、
26歳の時に埼玉で一番厳しいと言われているお店で修行することになりました。
実はお菓子の日本大会で入賞をした経験もあるんです!
このときに努力・継続の大切さを実感できました。
転機
20代の頃は仕事しかしていないという状態だったので、お金に関しては無頓着・無関心、どうにかなるだろと考えていました。
(ただ、この無知さが原因で30歳のときに立て続けに詐欺被害に遭うことになります)
白状すると、当時の職場の店長とうまくいかず、人間関係の問題と長時間労働低賃金という飲食店ならでは給与形態により、仕事自体に嫌気がさしていました🤫
そんな中、友人に勧められた「金持ち父さん 貧乏父さん」という本を読み、
資産収入なるものがあることを知りました。
今は流行りの投資です。
それまでは、仕事で稼ぐ「労働収入」が当たり前だと考えていた僕にとって「資産収入」というのはとても刺激的でした。
そこから刺激をうけ、色々な本を読んでいきました。
3,4冊読んだところで、どの本にも共通して書かれていることに気づきました。
それは、お金持ちになりたければ投資が不可欠であるということ。
結局どの本も最終的に行き着くのは投資でした。
投資なんて一部の限られた人たちがやるもので、
自分には一生縁もないと思っていました。
しかし、これほどまでに投資を推奨してるってことは、この先投資をしないといけない時代が来るんじゃないかと漠然と感じました。
それと同時に、当時の労働環境に嫌気がさしていたこともあり、
投資したら楽して稼げそう
そんな馬鹿げた考えを抱きました。
実はこっちの気持ちのほうが強いです。
その当時、ちょうど株をやっている知り合いがいたので、
とりあえずやってみるか!
という勢いで自分もまずは株式投資をやることに。
SBI証券を開設し、ついに投資デビューしました。
これは年金2000万問題が話題になる2年前の2017年1月のことです。
人生そんな甘くない
全てお話しすると長くなるので結論から言うと、
楽して稼ぐ夢物語投資計画は失敗に終わりました。
その後、株式投資をやりつつも、FX,信用取引、オプション取引、さらには投資セミナーや合宿にも参加、いろんなものに手を出し、短期売買を繰り返していました。
結果、1年の間に貯金は半分以下に。
このまま続けてるのは現実的ではないと思い、一旦やめましたが、僕の中には「投資で損をした」という焦りだけが残りました。
詐欺
その頃僕は、パティシエ以外の業種の方と知り合いたいと考え、異業種交流会に参加したり、自分で交流会を開きながらさまざまな業種の方に会うようになっていました。
ただ、この交流会がきっかけで、立て続けに詐欺被害に遭ってしまいました。
この失敗が僕がFPを目指すきっかけとなっています。
一つ目が、ネットワークビジネス
このビジネスの仕組み自体は合法なのですが、
私が騙されたのは違法な方、いわゆる「ネズミ溝」と言われるもの。
世間的にはイメージが悪いビジネスなのですが、
僕はこの手の話に無知だったこともあり、疑うこともできなかったです。
初期費用、継続的な研修費用や交通費、セミナー代などが取られ、トータルで70万円近く失うことになりました。
二つ目が電子書籍出版のコンサルタントを装った
コンサル系の詐欺です。
コンサル料を「手渡し」という、今思えばなんでその時点で気づかなかったんだろうと自分の世間知らずを呪いたくなります。
支払った後、当然のごとく音信不通となりました。
最後はビジネススクール系の詐欺
入会料100万円
簡単にいうと、営業スキルとビジネスが同時に学べるという名目でしたが、
蓋を開けてみたら、ブックメーカーというギャンブルでお金を稼ぎ、
ビジネスに興味のある若者を虚偽の説明でスクールへ勧誘し、その紹介料でも稼いでいきましょう、というもの。
営業スキルに関しては中身のない雑談動画コンテンツで学ぶだけ。
イメージしていたものとはかけ離れた内容でした。
僕を最初に誘ってきた方は不動産経営を装っていた20代の方でしたが、実際は入会したてのただの塾生。
成功者でもなんでもなかったのです。
「なんで騙されるんだ?」なんて呆れてしまうと思いますよね。
ただ、お金関係で心が弱っていると
冷静になれずに視野がとても狭くなります。
成功体験を語る人はみんなヒーローに見えてしまいます。
しかも当時の僕は今まで損した分を取り返さなきゃ、などと変な思考に陥っていました。
結果、クレカを4枚作らされ、トータル200万近くの借金を抱えることになりました。
このビジネススクールが本当に詐欺だったのかは不明です。
しかし、人を騙して勧誘する行為が全うなビジネスではないのは断言できます。
誰が悪いのか‥‥。
騙される自分が悪い
これが事実です。
人にせいにしても仕方ありません。
騙されないためには学ばないといけない。
自ら進んで学んでいかないとこの先もっともっと騙され続る、
と感じました。
だいぶ長い前置きになりましたが、
この出来事がきっかけで
「お金に携われる仕事をしたい」と感じ、
金融を実務レベルで本格的に学ぼうと決めました。
なぜ保険業界へ?
色々な金融業がある中で保険屋を選んだ理由は、
経緯は違えど、自分と似たようにお金に無頓着な人が騙されやすい悪質な業界というイメージがあったからです。
保険は最も身近な金融商品です。
その頃、かんぽ生命の不適切販売の問題や、銀行員による強引な外貨建て保険の販売トラブルなどが話題になっており、保険業界は詐欺同然じゃないかと感じていました。
それなら、あえてその業界に飛び込んで真っ当な案内をすることで、いい加減な保険屋から騙される人を減らしたいと思いました。
世間一般から見た保険のイメージは良くないと思います。
だけど、実際に働いてみて分かったことは、
「保険」が悪いのではなく、それを乱暴に扱う「扱い方」に問題がある。
という事です。
そして、保険を軽視して人任せにしてしまう僕たちにも問題があることも気づけました。
保険自体は必要なものだし、助けられている人はたくさんいます。
だけど、使い方や案内を仕方を間違えてしまったせいで、それが「悪」にでもなるのが保険の怖いところでもあります。
正直に話すと、保険屋になりたての頃の僕は保険不要の考えが強く、経済的合理性ばかり追求しがち、保障でお客様をお守りすると考え方ではなかったです。
ですが、何百件と相談を受けていると、保険にはそんな合理性だけでは満たせない「安心感」があることもようやく気づけました。
これは保険屋としてお客様と向き合わなければ絶対に気づけなかったことです。
保険に入ることで手にできる安心感も保険の重要な役割だし、保険でしかできない価値です。
今の僕は、この価値を正しく伝えていくことと
お客様が人任せにせずにご自身で判断できるようサポートをしていくのが、自分の役割だと感じています。
保険で迷っている人へ、少しでも安心感を届けられるように保険屋でありたいです。
長くなりましたが、最後まで読んでいただいて本当にありがとうございました。