💰株を買う(出資する)とう行為は、
利益は保証されるものではないということを以前お伝えしました。
出資してお金が戻ってこないというのは、リスクではありますよね。
しかし、損をするリスクを背負ってまでもこんなにも頻繁に株の売買が行われているのはなぜか。
その理由として、前回は配当金、株主優待、経営権というの挙げましたが、
もう一つ、株式の流通を活発にしている魅力があります。
今回はその魅力についてお伝えしていきます。
株式市場の誕生
出資した(株を買った)会社が成長し、
利益が上がれば配当金として利益が株主に分配(山分け)されます。
やがてその会社がもっと成長すると、配当金の額も大きくなっていきます。
そして株主はその会社の株を持っているだけで、(会社が存続し、利益を出している限り)定期的にお金が入ってくるようになります。
すると、何が起きたでしょう。
その株が欲しい!
という人が現れたのです。
その株が欲しい、というのは言い換えれば、
「その会社の配当金をもらえる権利が欲しい!」
ということですね。
そこで株式自体の売買が始まりました。
はじめは配当金を期待しての売買でしたが、今度は
「配当金まで待てない!今すぐお金が欲しい!そして別の株が欲しい!」
という要望がたくさん出てきて、株の売買を行う大きな市場が誕生しました。
これを株式市場といいます。
当たり前ですが、配当金は銀行の預金金利よりも高くなくてはなりません。
株を買うということは銀行に預金する事よりもリスクがあります
そのリスクに見合った見返りがなければ誰も株を買ってくれなくなります。
配当金よりも預金金利の方が高かったら、
みんな株を買わずに銀行にお金を預けてしまいますもんね。
そうすると企業に出資する人がいなくなって経済は成長しなくなってしまいます。
逆に預金よりも利益が出るということになれば、その株には人気が出ます。
中には、
「現在の価格よりも高い値段でも買いたい」
という人まで現れてきます。
すると、
「以前買った価格よりも高く売れるなら売ってもいいよ」
という人が現れ、ここで売買成立となります。
この人は配当金ではなく、株の売買差益で利益を得ようとしているわけですね
つまり、 株価は人気が出ればオークション形式でどんどん上がっていくわけです。
このような売買が頻繁に行われるようになり、
現在のような活発な株式市場まで成長したということです。
売買差益で利益を得れる
リスクをとってまでも取引をする人が大勢いるというのは
こういう魅力もあるからなんですね。
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